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2023.04.04
Tomo: 再発子宮頸がん治療記2 細胞診結果SCCクラス5
手術入院子宮頸がん
#再発子宮頸がん#Tomo#Tomo治療記#異形成

日曜日の診察だったため、細胞診の結果が出たのは9日後だった。
9日間、不安だったため子宮頸がんに関する情報をたくさん収集した。
 

ふと、自分が厄年(前厄)だったことに気が付いて、京都の出張のついでに、奈良の春日大社に前厄のお払いにいった。
本来はその年の節分までにやらなければいけないので、遅いわけだが。
7月に厄払いをしている人はおらず、お宮参りの幸せそうな家族と一緒に祈祷に参加し、複雑な気持ちだった。自分は、子宮がなくなるかもしれない。急に自分が社会不適合者のように思えて、苦しみが生まれた。
 

 

7/14は暑い日で、甲府に出張に行っていた。昼時に病院から電話があり、「細胞診の結果が出たので、できるだけ早くクリニックに来てほしい」との内容だった。
ああ、がん決定か。と思い、予定終了後、その日は直帰で病院へ向かった。
20時まで空いているクリニックってすばらしい。
 

細胞診の結果は、SCCクラス5、進行がん(浸潤がん)とのことだった。
初期がんではないため、子宮全摘となること。手術ができるかどうかもわからないこと。
手術ができなくても、放射線で完治した若い女性が昔いたこと。
クリニックの先生自身が、かつて大病院で勤務されていた際に、子宮頸がんの外科手術をたくさん行なっていたこと。
そしてたくさんの人が完治し、元気に生きていること。
 

いろいろ話をしてもらった。
 

大病院に紹介状を書くといわれて、どこにするかと思っても、まったく見当がつかなかった。
私が家から近い中規模の病院名をいくつかあげたところ、がんの治療は症例数が多いところではないとだめだ、ということで、先生は一緒に子宮頸がん治療の症例数を、一緒にインターネットで検索して調べてくれた。どの病院も症例数は少なかった。
その結果、やはり勧められたのは症例数の抜きんでて多いがん拠点病院で、そこへ紹介状を書いてもらった。
 

先生は十分に時間をかけて話をし、最後に励ましてくれた。
私もショックを隠しながら、応対していたが、先生にはもちろんショックを受けているのがわかっていたと思う。
 

病院を出て、初めて涙が出て、家族にどう話そうか、混乱してしまった。
ひとしきり涙を流した後、タバコに火をつけた。心がふっと楽になった。初めてちゃんと呼吸ができた気がした。口内はからからに乾いていたけれども、タバコの味は格別だった。
 

仕事も落ち着いて、30歳になったので、子作りでもしようかと話していた矢先だった。
自分の両親も夫の両親も、孫の顔がずっと見たかったのに、私は結婚してから5年ずっと子供を作ろうとしていなかった。
 

子供が産めないどころか自分が死んでしまう可能性もある。
 

その夜、帰宅後の夫に診断結果を伝え、自分の両親に電話をした。
夫の両親にはステージ確定まで連絡を控えることとした。
 

 

つづく!

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