- 2023.04.23
- Tomo: 再発子宮頸がん治療記3 がん専門病院受診
がんかもしれない、ということで。拠点病院を紹介された私。
その翌日に、「ああ、仕事行くムードじゃないなあ」と思いながら、仕事へ出勤。
通勤の途中にがん拠点病院に予約を取るべく電話を掛ける。
予約専用ダイヤルがあるなんて、さすが大病院である。
私「予約を取りたいのですが。初受診です」
電話口の病院のおねえさん「かしこまりました。来週の金曜はいかがですか」
私「(えっ、そんな先!!)・・・進行がんだそうなので、早めに診ていただきたいのですが、もっと早くに予約を取ることは可能ですか?」
病院のおねえさん「では、明日はいかがでしょうか?」
ズコーーー!!!(´Д`) <- ずっこけた音
なら初めからそう言いましょうおねえさん!
ということで、翌日にいきなり予約が取れた。
会社の同じチームの同僚に「明日休みをもらいたいんだけど・・・」の流れで、がんだということをカミングアウトすると、精神が不安定なため涙が止まらなくなってしまった。
優しく励ましてもらえた。
今後も仕事の仲間に対しては信じられないほどの迷惑を掛けることになるのだが、皆心が広く、私の気持ちを最優先に考えてくれる、素晴らしい同僚たちだった。
ちなみに私の仕事は、ドイツ系の光学機器製造メーカーの、日本支社の営業技術だった。そんなに大きくない会社だったので、営業技術もしながら、マーケティングも、広報も、展示会も、新製品拡販もすべて担当していた。週の半分はお客さんの所へ行き、営業とセールスをして、夕方からは残業をしながらドイツ本国と電話会議をするような仕事だった(時差のため)。国内出張も多く、年に1-2回は海外出張もあり、自分で言うのもなんだが、けっこうバリバリ働いていた。自分の代わりがいない部署だったので、穴をあけることは難しかった。
さて、7/16にがん拠点病院初受診。数年前に新築されたということで明るくきれいな病院という印象を持った。
問診票を書くにもボランティアの方が優しくサポートしてくれる。
視界に見える人全員ががんなのか・・・(実際は付き添いの人は違うのだが)と思い複雑な気持ちになった。
病院というのに、車いすの人や体調の悪そうな人が少ない。
これは後からわかるのだが、がん専門の病院というのは、治療を積極的に受けることが可能な「元気な患者」が多いので、いわゆる「病人風」な人は少ないのである。
しかし、やはり、若い人はあまり見当たらず、30歳と若いのにがんになってしまった自分の運の悪さに嫌気がさした。
この日は婦人科の問診後、コルポスコープ診、直腸診、超音波検査、血液検査、尿検査、X線検査、心電図、造影剤ありCTスキャンを実施。10:30の予約時間からすべて終了したころには16:00をまわっていた。
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